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🍳黎の気まぐれ料理1 贅沢な自家製広東スープ‐自社農園の恵みと伝統の味わい
こんにちは、広報担当のレイです。
休日に自社農園で収穫した新鮮な野菜を使って、特別な一品を作りました。
それは広東スープ、通称「老火湯」です。老火湯とは、低温で長時間煮込んで作る伝統的な中国料理で、食材の旨みを最大限に引き出すことが特徴です。
このスープには豚足、自社農園で育てたかぶ、ジャガイモ、とうもろこし、ナツメ、そして生姜が入っています。
それぞれの食材には、中国医学から見た栄養効果や効能があります。
豚足には豊富なコラーゲンが含まれ、美容に良いとされています。また、その豊かな肉の甘みがスープに深い味わいを与えます。
かぶは中国医学においては、性質が涼やかであり、肝臓を補い、目の明るさを促進する効果があります。黄疸や腫れ物など、乾燥した熱によって引き起こされる病気に対しても一定の治療効果があるとされています。さらにスープの甘みも強調します。
ジャガイモはとろみを出し、多くの種類の栄養素を含んでいます。たとえば、タンパク質、リン、カルシウムなどのミネラル、そして様々なビタミンが含まれています。その栄養組成は比較的バランスが取れており、健康に良いとされています。
とうもろこしはスープに甘みを加え、胃腸の健康を保護し、抗酸化作用があるとされる栄養価があります。
ナツメは中国医学や伝統的な食材として広く使用されております。中にはビタミンC、ビタミンA、ビタミンB群(特にビタミンB6)、カルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄分などが豊富に含まれています。特にビタミンCの含有量が高く、免疫力を高める効果があります。ナツメには皮膚を健康に保つビタミンやミネラルが含まれており、肌の健康や美容に良いとされています。
生姜にはビタミンC、ビタミンB6、マグネシウム、カリウム、マンガンなどが含まれています。体を温める作用があり、冷え性の改善に役立ちます。また、消化酵素の分泌を促進し、消化を助けるなどの効果があります。
このスープを作るためには時間と手間がかかりますが、その価値は十分にあります。
豚足を茹でて臭みを取り、新しい水で再度強火で沸騰させて、そこから弱火に変えて、じっくりと煮込んでいく工程を重ね、最終的には8時間以上の時間をかけてじっくりと火を通しました。その結果、食材本来の豊かな旨みが引き出され、深い味わいのあるスープが完成しました。
まずは豚足の臭みをとります:
鍋にお水と豚足を入れて、生姜、料理酒を入れ、火をつけます。沸かしたら、白い泡が出てきます。そして茹でた豚足を出して水ですすぎます。(豚足を茹でたお湯は 捨てます)
そして新しい水を鍋に入れて、強火で沸かします。沸かしたら豚足、生姜を入れます。野菜は自分が好きな大きさを切って入れます。再度沸かしたら弱火に変えます。
豚足が柔らかくなったら、ナツメを入れて、 そこからは自分が好きな濃さまで煮込めば大丈夫です。
最後に、塩で味付けをしましたが、干貝で味付けするとさらに美味しさが増します。
ぜひこの広東スープをお試しください。
自然の恵みと手間暇を惜しまない調理法が生み出した逸品です。